赤ちゃんがインフルエンザにかかってしまった!

 

病院で「インフルエンザ脳症に気をつけてください」と言われたけど、

 

赤ちゃんの場合、どう気をつけたらいいの?どんな症状?

 

いつ病院に行けばいいのでしょうか?

 

 

解熱剤を自分の判断で使うと危険て本当?

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インフルエンザ脳症って赤ちゃんがインフルエンザにかかったときどう気をつけたらいいの?

 

インフルエンザにかかっただけでも大変なのに、病院で先生に

 

「インフルエンザ脳症に気をつけて」と言われるだけだと、何に気をつけてよいのかわかりませんよね。

 

まず、気をつけたいのはインフルエンザで熱が出ているときに使う解熱剤です。

 

赤ちゃんや子供がインフルエンザで熱が出ていると心配になりますが、熱が出るのはウィルスを退治するのに必要な免疫反応のひとつなので、必ずしも熱が出ているからといって解熱剤を使った方がいいとはかぎりません。

 

解熱剤を使って熱をすぐに下げてしまうと、免疫力でウィルスを退治できなくなり、かえってインフルエンザの治りが遅くなることもあるからです。

 

また、インフルエンザの場合は、使うとインフルエンザ脳症や後遺症が残ってしまう可能性がある解熱剤がありますので、

 

自分だけの判断で市販の解熱剤を赤ちゃんや子供に使うのは絶対にやめましょう。

 

病院で、インフルエンザ用にもらった解熱剤なら、

 

  • 39℃以上の熱がある
  • 元気がなくてぐったりしている

 

といったときに使うとよいでしょう。

 

インフルエンザのとき解熱剤で使うと危険なのは…

  • アスピリンが入っているもの(バファリンなど)
  • メフェナム酸(ポンタールなど)
  • ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)

 

これらのお薬です。

 

大人が使うのも危険なので、インフルエンザで解熱剤を使うときは、病院の先生に確認して安全なものだけ使った方がいいです。

 

病院に行けないときでも、せめて薬局やドラッグストアの薬剤師にインフルエンザのときに使うと危険な解熱剤かどうか確認してください。

 

インフルエンザのときに使える解熱剤はアセトアミノフェン(アンヒバ坐剤、カロナールなど)が主体です。

 

では、インフルエンザ脳症の症状はどんなものがあり、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?

 

インフルエンザ脳症は、赤ちゃんや子供だとどんな症状が出るの?

 

インフルエンザ脳症は、インフルエンザにかかったときに脳が障害を受けてしまうこわい病気で、かかってしまうと死亡率30%、後遺症が25%の子供に見られます。

 

日本では毎年100〜300人の子供がインフルエンザ脳症にかかっていて、1才から6才までの赤ちゃん、幼児がかかりやすいです。

 

 

インフルエンザ脳症は、神経症状が出るまでの時間が、熱が出てから数時間〜1日と短いので、すぐに悪化しやすいです。

 

インフルエンザ脳症の症状は「コレ!」というものがないですが、

 

神経症状として出るのは、けいれん、意味不明な言動、意識がなくなるといった症状です。

 

疑わしい症状は以下のようなものがあります。

 

  • 赤ちゃん、子供が元気がなくなり、ウトウトしがちで呼んでも答えないといった「意識の障害」がでている
  • 「けいれん」が続いたり、何度も起きる
  • 意味不明のことを言ったり、おかしな行動をしたりする「異常言動・行動」が出ている

 

こういった症状が見られたら、インフルエンザ脳症を疑いましょう。

 

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では、インフルエンザ脳症っぽい症状が出たら、赤ちゃんや子供はいつ病院に行けばいいのでしょうか?

 

インフルエンザ脳症かどうか、赤ちゃんの場合はいつ病院に行けばいいの?

 

インフルエンザ脳症っぽい症状が出たら、すぐに病院に行ってください。

 

 

かかりつけの先生がいれば、事前に電話をすれば事情によっては早い順番で診察をしてくれることもありますし、大きい施設のほかの病院を紹介してくれることもあります。

 

インフルエンザ脳症とわかったときは入院して治療する必要があるので、入院できる大きな病院の小児科を受診するか、かかりつけ医の先生の診察を受けて、必要ならほかの病院を紹介してもらいましょう 。

 

赤ちゃんや子供の具合が夜や休日に急に悪くなると病院がやっていないので困ることもあります。

 

そうなる前に、かかりつけの小児科の先生の病院に電話して、

 

診療時間外や夜、のときに具合が悪くなったときにどうすればいいのか、代わりに行ったほうがいい病院があるか教えてもらいましょう。

 

たいていの地域では、赤ちゃんが子供が夜に具合が悪くなったときのための、小児科専門の救急指定病院があります。

 

小児科専門の救急指定病院なら、救急外来でも小児科の先生がいるので安心です。

 

小児科の先生がいない救急外来に行ってもたいした処置をしてもらえないことがあります。

 

夜間の小児科専門の救急指定病院は市役所や保健センターに聞けばわかりますし、小児科でもわかるはずなので、

 

「夜間の小児科の救急指定病院はどこですか?」

 

と、事前に確認しておきましょう。

 

 

まとめ

 

インフルエンザにかかったうえに、大事なお子さんが命の危険もあったり後遺症が残るようなインフルエンザ脳症にまでなってしまったら大変です。

 

インフルエンザ脳症っぽい症状が出ないか注意して、いざというときに行く病院はどこがいいのか、事前に確認しておくいいですね。

 

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